1910年(明治43)
近衛師団司令部庁舎竣工。設計は陸軍技師田村鎮(やすし)。
1945年(昭和20)
終戦。以後、そのまま放置されていた。昭和41年に皇居周辺北の丸地区の公園整備計画が立てられ、それ伴い取り壊しされることになる。
1972年(昭和47)
明治時代洋風煉瓦造建築の典型であり、官公庁建築の移行としても貴重なので、重要文化財に指定。外観と玄関・広間を保存、内部は鉄筋コンクリートの構造体を設け、改装補強。
1977年(昭和52)
東京国立近代美術館工芸館として開館。
2020年(令和2)
国立近代美術館工芸館は石川県金沢市に移転(10月)、東京での開館は2月末で終了した。今後は通称・国立工芸館として活動を始める予定。(6月現在、新型コロナウイルスの影響で時期は未定となっている。)