1918年(大正7)
結核の治療施設近江療養院の本館として建設された。病院建設にあたって寄付をした米国人メアリー・ツッカーの母親の名にちなみ「アンナ・ダンフォース・ツッカー記念館」と名付けられた。建物の設計はヴォーリズ建築事務所。
1945年(昭和20)
7月、施設すべてを陸軍に提供、全患者退院。9月に返還され近江療養院再開。
1946年(昭和21)
近江サナトリアムと改称。
1971年(昭和46)
ヴォーリズ記念病院と改称。(ヴォーリズは1964年に亡くなった。)
1980年(昭和55)
この頃から、病棟ではなく管理棟としてのみの使用となった。
2000年(平成12)
82年間開設していた結核病棟を閉鎖。
2005年(平成17)
病院はツッカーハウスの解体と、部材を使って将来復元することを発表。これに対して現地での保存を願う反対運動が起こり解体を免れた。
2012年(平成24)
屋根の葺き替えや、耐震補強など改修工事が始まる。
2014年(平成26)
国の登録有形文化財として登録。
2023年(令和5)
10年間に及ぶ改修工事が完了。