1876年(明治9)
有田の陶磁器を輸出する商人である田代助作が、陶磁器の買付に来る外国人客の宿泊・接待所として建設した。棟梁は丹宗藤右衛門。外国人が利用したため異人館と呼ばれるようになった。
助作の父,田代紋左衛門は有田の陶磁器の輸出の権利独占を佐賀藩から認められ(万延元年)財産を築いた人物。
大正〜昭和初期
建物を曳いて移動し、増築。また、道路拡張のため,屋根を一部切り落とした。2階部分にあった列柱もこのころ取り外されたらしい。
1977年(昭和52)
佐賀県指定重要文化財となる。
2013年(平成25)
所有者の田代家から有田町に建物が寄贈される。明治当初の形に戻すことになり、2014年から改修工事を行なった。(このポップアップは、明治当初のイメージで作ってあります。)
2017年(平成29)
改修工事が終わり、一般公開される。
2018年(平成30)
国の重要文化財に指定された。