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旧都城市民会館(都城市)
Former Miyakonojo City Hall (Miyakonojo City)



1966年(昭和41)
3月に都城市民会館完成。設計は,菊竹清訓建築設計事務所。建物や都市が代謝を繰り返して成長する「メタボリズム」建築の代表の一つとされている。

1980年(昭和55)
2階屋上部分に楽屋や大道具庫などを増築。(今回のポップアップカードは増築後の姿で製作しました。)

2006年(平成18)
市民会館の後継施設として総合文化ホールが開館。それに先立ち2005年には都城市は市民会館解体の方針を出している。
市の解体方針に対し,保存の要望も出される。DOCOMOMO Japanは、日本におけるモダン・ムーブメントの建築のひとつとして都城市民会館を選定した。

2007年(平成19)
3月,市民会館閉館。9月、市議会は解体のための補正予算を可決。
10月、南九州学園が施設貸与の要望を市に出す。(2008年に承認され、2009年から貸与)

2018年(平成30)
会館利用の目処が立たず,南九州学園から施設返還の申し出がされる。都城市は解体の方針だが,建築学会からは保存活用の要望が出され,事業提案が呼びかけられている。
都城市は,期限までに民間から確実性や計画性のある提案がなかった場合は、2019年2月に解体を決定するとしている。(2月に市が解体方針を発表した。)

2019年(平成31)
2月、市が解体方針を発表。解体に反対するイコモスは「危機遺産勧告」を出して保存活用を求めた。
7月23日より解体工事が始まった。



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カラー版
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(2020-03-06) 沿革に追記。
(2019-02-11) カラー版の写真を公開。沿革に追記。
(2018-11-27) ホワイト版の写真を公開。