ノヴゴロドはロシア最古の都市であり,中世までノヴゴロド公国として存在していました。他のノヴゴロドと区別するため,1998年以降はヴェリーキー・ノヴゴロド(大ノヴゴロド)が正式名称となっているそうです。1992年に「ノヴゴロドと周辺の歴史的建造物群」として世界遺産に登録されました。
ロシア語の「クレムリン」(クレムリ)は、「城塞」を意味します。11世紀にはすでに木造の城塞があったようですが、14~15世紀に石造建築となったらしいです。城塞は楕円形で、南北は最長部分で565m、東西は220mあります。壁の厚さは場所によって異なり,3.6~6.5m。高さは8~15mとのこと。城壁には9基の塔(かつては13の塔があったらしい)が建てられています。
このスパスカヤ塔(ロシア語: Спасская башня, Новгородский детинец )は城塞の南側に建つ塔です。15世紀の建築で,高さは34mあります。