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A.M.E.教会 ブラウン・チャペル(アラバマ州セルマ)
Brown Chapel A.M.E. Church (Selma, Alabama)



ブラウンチャペルは、アフリカ系アメリカ人教会である。(A.M.E.教会とは、African Methodist Episcopal Church の略。)
セルマの奴隷はもともと白人と共に教会に通っていた。南北戦争で北軍が勝利し奴隷が解放された後、黒人の信徒は1866年にホテルの地下に礼拝堂を構えた。
1868年に最初の木造の礼拝堂が建てられた。1908年に建て替えられたのが現在の礼拝堂である。設計は黒人建築家 A.J.ファーリー(A. J. Farley)が担当した。
教会は1960年代の公民権運動のときに選挙権活動家たちの拠点となったことで知られている。州や連邦が黒人教会での集会を禁止する命令を出したが、礼拝堂を閉鎖せずに避難所としての役割を果たした。
1965年3月7日、「血の日曜日」事件の際にも、行進はここから出発した。
1976年に州の歴史遺産、1982年に国の歴史遺産に選定されたが、近年は建物の傷みが進んでしまい2022年から補修工事を行なった。



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(2025-01-21) 写真のみ公開