1934年(昭和9)
象潟町公会堂竣工。この公会堂は、象潟町出身の奥山角三(北海道に渡って事業に成功し、札幌区議会も務めた人物)が私財を投じて建築し、町に寄附した建物。設計は県職員の田中米太郎が担当した。役場の隣に建てられたので、当時は町議会場としても利用された。
1955年(昭和30)
町村合併により象潟町が新たに発足、役場が移動となる。公会堂は公民館兼図書館として利用。
現在まで
1970年(昭和45)に公民館が新たに建てられたため、この建物の利用が減少、倉庫がわりになっていった。一時は解体も考えられたようである。
しかしその後、音楽ホール等として利用されるようになり、改修や耐震工事も行なわれて現在は活用されている。なお、象潟町は2005年(平成17)の合併で、にかほ市となっている。