1928年(昭和3)
新潟測候所竣工。今まであったところから、新潟市西船見町に場所を移しての新築。海岸から100mほどの場所だったという。(標高7m)
1938年(昭和13)
測候所を中蒲原郡鳥屋野村字下所島(現在の新潟市中央区幸西)に移転。
わずか10年ほどで移転してしまいました。
実は、西船見町の海岸は浸食により、どんどん後退していたのです。
1949年(昭和24)
昭和3年築の旧測候所敷地は海中に水没してしまいます。建物は数年間はそのまま海中から出ていたようです。
そんなわけで、海中に沈んでしまった測候所をカードにしました。
水没してしまった当時の写真が(外部リンク)「
にいがた土木構造物めぐり」(土木学会関東支部新潟会)で見られます。
海岸浸食の原因としては、① 西港防波堤建設で、土砂の流れが変わった。② 治水工事のため川からの砂の流量が減った。③ 天然ガス採取による地盤沈下。が考えられているそうです。