ポップアップカード(トビリシの建物)
前回のブログ記事の後、さらに2点ジョージアのトビリシにある建物をモデルにしてポップアップカードを作成した。
一点目は、カシュエティ教会だ。

簡単な建物の説明はメインサイトに書いたので、別のことを書こう。
このカードは建物だけでなく周囲の地面も作成してある。
ここの土地は西が高く東が低いゆるやかな斜面なので、西側にある教会の出入り口前の地面(A)が本堂の建っている地面(B)よりも高いのだ。
それを表現したくてこのような形にしてみた。

右端の尾根のような部分(C)は手前の地面を支えるためのパーツなので、現地にこのような土手があるわけではない。
ただし、小さな建物(D)は存在する。
(E)の部分は、階段を意識はしているのだけれど、地面(A)を支えるためのパーツである。
(F)はカードの開閉がスムーズになるよう直線ではなくカーブにしたものなので、実際の地面とは無関係なデザインだ。
それなりに設計を工夫したので開閉はまあスムーズにできるのだが、カードを写真で見ると乱雑な印象を与えてしまうのが少し残念だ。
2点目は、ジョージアの国会議事堂である。
もともとはグルジア・ソビエト社会主義共和国の政府庁舎として建築された。複数の建物を二回に分けて建設したのだが、この建物は1946年〜53年にかけて建てられたのだと思う(自信がない…)。
国会議事堂となったのはジョージアが独立してから数年後の、1997年のことだ。
列柱の後ろに壁があるのを作りたかったので、別パーツを使った。

接着前の状態。

パーツの下部は列柱の後ろの床に、上部は屋根部分に接着し、安定させるため左右の地面とも連結した。

12月21日のブログ記事で1989年4月9日のトビリシ虐殺について少し触れたが、事件が起こったのはこの庁舎の前である。
上に書いたカシュエティ教会は庁舎の斜め前に立地しているので、教会や周囲の公園が市民の避難所になったそうだ。
2004年に、議事堂の前に「4月9日メモリアル」というモニュメントが建立された。
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本日、メインサイトを更新した。
型紙公開は、作りやすさを考えて前回の記事で紹介したシオニ大聖堂鐘楼を公開することにした。
よろしかったらお使いください。
今年は、これが最後のメインサイトの更新です。
来年はサイト開設25周年です。来年もよろしくお願いいたします。





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