ポップアップカード:タリンの建物

今週は二回に分けてメインサイト更新した。
エストニアのタリンにある建築物をモデルにしたポップアップカードだ。
今回のカードは地図に書いた4種類。

建物の歴史や紹介はメインサイトのそれぞれのページに書いたので、ブログの方にはカード作りについてのことを書いていこう。

最初に作ったのはタリン旧市庁舎のカード。
屋根のところに小さな切り込みが入っているが、これは折りやすくし、開閉の動きをなめらかにするためのもの。

斜めの屋根を階段状に表すのはよくやるけれど、段数が少ないと斜めの面に見えないし、段数が多いと折り畳んだ時にそこばかりが厚くなってしまってきれいに畳めない(図の①)。あるいはきちんと収まらずに外に飛び出してしまう(図の②)。

昔はもっと階段の数が多い型紙も作ったことがあるけど、最近はこれくらいがバランスがいいかなと思っている。

あと屋根の端のところに少し段差をつけて、②の状態になりにくいようにしている。

次に作ったのが「三姉妹」。

この建物は正面と側面の壁が直角になっていないので、それを再現したらカードが曲がっているように見える。自分は分かっているからいいのだけれど、初めてみる人は違和感を感じるかも知れない。
数日前にこの型紙を公開したのだけれど、別の型紙ができたのでこちらは公開終了にしてしまった。左右の石積みの表現など細かい切り抜きが多いのも公開終了にした理由の一つ。

写真では分かりにくいが、折り目の1〜2mm上に窓がある場合は、折り目のところに切り込みを入れている。これを入れないと折る線がズレやすい。

三作目は、大ギルド会館。

この建物は壁面に4列のアーチ型の凹みがあるのだが、それを立体的に表すのは難しいので
輪郭線を切り抜いて表現した。
ちなみに、左端の入口は建物の玄関ではなく、建物の横にある路地への入口だ。

矢印のところに穴がある。実際の建物は、ここに半地下室に下りていく階段があるのでそれを表したつもり。

最後は、「太っちょマルゲリータ」。

砲塔として作られたこの塔は、昔はなだらかな円錐形の屋根が掛けられていたようだが、現在は屋上広場があってそこにカフェを設置してある。
円筒の周囲には円錐屋根の下部だけを少し残してあり、それが柵のような役割をしている。

その屋根よりも屋上の床面を低くするために、写真のように左右にいくつか支えを作って床を下げた。開閉もスムーズにできるので良かった。

というわけで今回合計4点のポップアップカードを紹介した。

大ギルド会館の型紙を公開しているので、よろしかったらご覧下さい。