旧松代駅舎保存か
昨日(2月14日)の信濃毎日新聞に、「長野市、旧松代駅舎保存へ」という記事が掲載された。
記事によると、今まで旧松代駅舎は解体するという方針だった長野市が、駅舎を存続させる方向に変わったのだという。

複数の民間事業者から駅舎活用の提案があり、それを受けて市が方針転換したということらしい。細部は検討中だということなのでまだなんとも言えないが、駅舎の移築も含めて検討しているようだ。
私は建物は使ってこそ価値が発揮できると思っているので、何がなんでも保存しようという考えではない。誰も管理する気もないのに建物を保存しろと騒いで、残した結果放置されてどうしようもなくなった例もあるので、ともかく旧駅舎が建物としてきちんと使われるということを優先して考えたい。

活用の主体が行政でも民間でも、建物を利用して利益を出せるならそれに越したことはないし、建物を残したい人たちも喜ぶだろう。(解体方針を発表した後も、解体延期を求める住民有志の署名活動が行なわれていたそうだ。)
ただ、現実には利益を出すことは困難な場合も多いので、利益だけを判断基準にしてしまうと歴史や文化の継承がおろそかになってしまう。

長野市は旧屋代線の敷地建物を引き受けてから、パークを整備するとか資料館を作るとか口では言いながら、結果的には地元任せにして放置してきたような印象がある。できもしない机上の計画だとしたら安易に発表しない方が良いと思うのだけれど。
これは勝手な想像だけれど、松代駅の活用については民間事業者に丸投げすることになるのではないか。長野市はもともと松代駅舎に関心はなさそうだったので、業者に駅舎の位置を少し移動させて、市は自身がやりたい松代城の整備の方に注力するのだろうと思っている。江戸時代以前のものばかりが〝残すべき歴史〟として扱われているのは、違和感を感じる。

3月7日(土)に地元住民向けの意見交換会を松代で開き、その場で活用に向けた提案や経過説明があるという。しかし、参加対象は松代地区の住民だということなので残念ながら私は参加資格がないようだ。
新聞記事によると長野市は「生活道路の整備と駅舎の保存を両立させる新たな提案を示す」そうなので、実現可能で住民が賛同できる案となることを願っている。
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