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旧燃料研究所本庁舎(旧所在地:川口市)
Former the main building of Fuel Research Institute (former location : Kawaguchi City)



1920年(大正9)
石炭や石油などの燃料に関する調査研究を行なう機関として、燃料研究所が設立される。農商務省の管轄機関だった。建設地は埼玉県川口町が選ばれた。

1921年(大正10)
燃料研究所本庁舎竣工。設計は渡辺仁が担当した。鉄筋コンクリート造2階建、塔屋部分5階建。同年一般分析室も竣工し、翌年以降さらに研究室や倉庫、官舎が建てられた。

1925年(大正14)
商工省が創設され、研究所はその所管となった。

1943年(昭和18)
軍需省が設置され、その管轄下に入る。
終戦後軍需省は廃止され、再び商工省の所管に戻る。

1949年(昭和24)
商工省が廃止され、通産省が設置される。

1952年(昭和27)
燃料研究所と鉱業技術研究所が合併し、「資源技術試験所」に編成される。

1970年(昭和45)
公害研究部門を拡充して、「公害資源研究所」となる。

1979年(昭和54)
研究所は、川口市からつくば市へ移転を開始。(移転完了は1980年。)

1983年(昭和58)
川口市が「川口駅周辺市街地整備構想」を策定。研究所跡地を川口市と住宅・都市整備公団に払い下げて開発をする計画。

1987年(昭和62)
この年までに、研究所の建物は解体された。


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 「旧燃料研究所本庁舎」 (2024-06-09)




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