ルソン島の北イロコス州パオアイにあるカトリックの教会。スペインの植民地時代に建てられた(スペイン語:
Iglesia de San Agustín de Paoay)。サン・アグスチンという名前の教会は他にもあるため地名を付けて呼ばれるが、または単に「パオアイ教会」とも呼ばれる。
現在の聖堂は1694年に着工し1710年に竣工した。教会の側面にある、厚さ5.5フィート(約1.67メートル)の巨大なバットレス(控え壁)が特徴である。地震に対応するために厚いバットレスが作られるようになったらしい。
鐘楼は1793年に着工したらしいが、竣工年は調べられなかった。教会と少し離して建てられるのも地震対策だそうだ。
1993年に他の教会とともに「フィリピンのバロック様式教会群」として世界遺産に登録された。
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(2023-12-25)