ポップアップカード:ウィントフックの建物

前回に引き続き、ナミビアの建物のポップアップカードを作成した。
首都のウィントフックにあるウィントフック駅だ。

駅舎の歴史を見ると、ドイツ植民地時代の1912年に駅舎が建てられ、その後南アフリカ鉄道によって1929年に駅舎が増築されたのだという。
その記述を読んで私は、写真の右端の棟が増築されたのだろうと想像していた。

ところが他にも写真を探しているうちに、駅舎の増築以前に撮られたと思われる白黒写真を見つけた。
その写真には、下の画像のAの部分と、1階建てのBの部分が写っていた。Bの部分は現在と形が違ったのだ。

【参考】
Windhoek railway station (外部リンク「Atom site for DRISA」)

つまり、1929年にはBの部分を2階建てに改修し、さらに右側の棟も建てたということになる。
Wikipediaの駅舎の説明に「既存の建物のスタイルに合わせて増築された」とあったのだが、それは右端の棟のことではなく、Bの部分をAと同じ形にした、ということだったのだ。

古い写真に気付かなかったら、多分私は右端の棟だけが増築部分だと思い続けていただろう。

【メインサイト】
ウィントフック駅 

(このカードは写真の掲載だけです。)