1928年(昭和3)
学士会は帝国大学出身者の交流を目的とした会である。その会館として4階建の本館が竣工した。
耐震耐火の鉄骨鉄筋コンクリート造りで、設計は佐野利器のもとで高橋貞太郎が行なった。
1937年(昭和12)
5階建ての新館を増築。新館の設計は藤村朗。
1945年(昭和20)
終戦後、連合国軍総司令部(GHQ)に接収される。
1956年(昭和31)
日本に返還された。その後、宿泊施設・レストラン・会議室・結婚式場など、会員だけでなく一般客の利用も行なうようになる。
2003年(平成15)
国の登録有形文化財として登録される。
2024年(令和6)
老朽化による建て替えのため12月に閉館。新館は解体され、旧館(本館)は曳き家して耐震補強・改修工事をして保存する計画らしい。4月から新館の解体工事が始まる予定。(リニューアルオープンは2030年頃。)
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(2025-03-30)