学士会館
今年度から解体工事が始まる予定の学士会館の外観を見学した。
4月には工事のための仮囲いが設置された。新館解体工事は7月頃から始まる予定だ。

皇居側から歩いてきて交差点の角から見ると、新館の姿は塔屋がほんの少し見えるだけで他は全く見えない。そういうふうに設計したのだろうな。
旧館の壁面。部分的に色が少し違うのは、タイルが補修された部分だろうか。
仮囲いのため玄関部分は見えない。
旧館部分は曳家して保存をする計画だ。

学士会館の隣の矢印の建物は、昨年から解体工事が行なわれているSC神田錦町三丁目ビル。このビルが建てられたのは1979年、竣工時は「東銀栗田ビル」という名称だったようだ。

学士会館の再開発は白山通りの拡張計画のため単独の事業が難しく、隣地も合わせて共同で再開発することになった。

水色の点線が道路の拡幅予定の線で、学士会館の東にあった区道は既に廃止された。
学士会館の旧館は7mほど東側に曳家で移動される予定だ。
旧館の南側。進入禁止の道路標識が残っているが、道路は2024年2月に閉鎖された。

こちらは解体される新館。
下に少しだけ玄関が見えているが、位置から考えると新館建設と同時に造られたのかな。だとすると、この玄関も解体されることになるのだろう。

左上のところとか、タイルが剥落しているようだ。

新館の側面(北側)。

こちらは新館の裏側(東面)で、奥には旧館も見える。
空調か何かの配管だろうか。工場みたいになっている。表から見る姿と違って意外だった。

白山通りから見上げた新館。

学士会館は今後、新館の解体工事、旧館の曳家保存工事、新規ビルの建設を経て、2030年頃には営業を再開する予定だという。
また、学士会館は解体前の旧館・新館を残そうということで、デジタルアーカイブを作成した。
2025年4月に公開されたので、現在閲覧可能である。
「学士会館デジタルアーカイブ」

なお、学士会館のポップアップカードの型紙が現在ダウンロードできるので、よろしかったらご覧下さい。
メインサイト:学士会館
【参考】
「特別区道千第836 号の廃止について」(千代田区環境まちづくり委員会/2024ー06ー11)
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません