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ポップアップカード(宮崎県の建築)

旧都城市民会館の保存・解体問題をニュースで見ていたので,当サイトでは扱っていなかった戦後建築にも手を出しました。
旧都城市民会館はこんな形です。

しばらく前に、最初につくったものを写真だけツイッターに載せましたが,構造が不安定だったので、多少なりとも改善しようと,部分的に補強をつけました。


 
自分がよくやるのは、余白からパーツを切り取って利用するやり方なのですが、見た目はあまり良くないので、今回は切り抜く部分を補強材にしようと、左側の2階屋根部分と、右下の柱の間の2箇所の紙を補強に使いました。
型紙公開にはしていませんので、写真だけご覧下さい。こちらの写真だと補強個所が分かりやすいと思います。

今回はほかに宮崎県の建築から2点作成しました。

こちらの写真は高千穂町にある旧田原(たばる)村役場です。

昭和2年に完成した田原村役場ですが,昭和31年に田原村と高千穂町、岩戸村が合併して高千穂町となってからは、町役場の出張所として使われました。近年は空き家になっていたようですが,地元では活用する方針で,2014年に登録有形文化財に登録され、NPO法人を設立して維持管理をしていくようになりました。

こちらは、日南市にある旧飯田(はんだ)医院です。

大正11年の建築だそうですが,昭和50年頃までは医院として使われていました。その後空き家となり所有者は解体の意向だったそうです。
住民による保存運動が行なわれ,市に買い取りを打診しましたが2009年の市議会で否決されました。その後,建物の買い取りを目標に募金活動を行なってきましたが、最終的には所有者が市に無償で寄贈するという形になったようです。

今回は旧飯田医院の型紙を公開することにしました。
カードで,建物の右側についているのは廊下です。その先には和館があるのですが、カードに一緒入れるのは無理なので、廊下だけにしてあります。

今回の三つの建物は,どれも最初の利用目的が終わり、利用されない時期があった建物です。
建物に「価値がある」と口で言うのは簡単だし,「文化財を守る」という主張はある意味気持ちいいものなので、やりがいもあると思います。
しかし、自治体の人口減少や財政負担、今後の維持管理も考えれば、これからも同じような保存活動をするのは無理だろうと感じてしまいます。少なくとも「保存」ではなく建物を使うことによって価値を生み出さなくてはならないのでしょう。

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