ポップアップカード(青森県の建築)

日本の近代建築のポップアップカードを更新しました。
今回は青森県の建築です。

日本基督教団 藤崎教会をモデルにして制作しました。

藤崎教会の現在の会堂は大正14年に建てられたものです。平成22年に改修工事が行なわれました。

2枚目の写真は、旧八戸小学講堂です。もともとは明治14年に建設された講堂ですが、学校の移転の後は市の図書館として使われ、現在は明治記念館として利用されています。
こちらは、パーツを切り取って接着する方法で作りました。地面の部分に色画用紙が見えていますが、そこがパーツを切り取った跡です。

この講堂は、完成してすぐ明治天皇の東北御巡幸で行在所として使われています。
「青森県に於ける明治天皇の御遺蹟」(青森県編)という本が大正4年に出版されています。明治天皇の東北巡幸は明治9年と14年のことなので、ずいぶん後になってからまとめ直された本のようです。想像するに、明治天皇が亡くなったあと、明治天皇と青森県の関係をきちんとまとめ直しておこうという話になったのではないでしょうか。

この本の中に次のような記載がありました。
「八戸行在所
同日(注:明治14年8月24日)八戸堀端町小學に御駐輦(ごちゅうれん)あらせらる。即ち今の八戸高等小學校是れなり。」
学校が堀端町というところにあったので、八戸堀端町小學と表記されています。

記載によると8月24日は、午前中「沖田面御小休所」で休憩、「剣吉行在所」で昼食。午後は「苫米地御小休所」「櫛引御小休所」「長者山御小休所」で休憩し、「八戸行在所」に入ったようです。
御小休所はそれぞれ、その家の持ち主、下賜された金品、家が現存するかどうかを書いてあり、面白かったです。

———

ポップアップカードですが、今回は藤崎教会の型紙を公開しました。
それほど折りにくくはありませんので、よろしかったらお試しください。

【追記】(2020.08.04)
型紙公開は終了しました。