旧第九師団司令部庁舎と旧金沢偕行社

5月末に金沢を訪れ、石川県立博物館にも行きました。博物館の敷地の隣は工事現場となっており防護壁が立てられていました。その壁面にこのような絵が描いてあったのです。

こ、これは、旧第九師団司令部と旧金沢偕行社じゃありませんか。

この二つは過去にポップアップカードを作っていたので(ちなみに、これです。師団司令部偕行社)、建物については知っていましたが、現状がどうなっているのか最近確認したことはありませんでした。
どうやら移築工事を行なうようです。

帰ってから確認したら、「東京国立近代美術館工芸館を金沢に移転する」ということが2016年に決まっていたのでした。そしてその移転先として、旧第九師団司令部と旧金沢偕行社を移築し、国立近代美術館の工芸館として活用していくという計画なのだそうです。

なんと私の行った日の、ほんの1週間ほど前、5月19日と20日に石川県による見学会が開かれていたということも後で知りました。見たかったなあ。残念。

石川県サイトより「見学ツアー開催結果」

石川県のサイトにこのようなページがあり、当日の様子の写真を掲載してくれています。しかも、当日配付した資料までpdfにして掲載してくれています。(ページ内にリンクあり。)

その資料によると、今年度は移築復元工事で、2019年の秋頃に建物が完成。展示室や収蔵庫が適正な環境となるまでの「からし期間」をおいて、開館は2020年(東京オリンピック・パラリンピック開催期間中)を目指しているそうです。
旧第九師団司令部は、昭和43年に移築した際に両翼を切り詰めて小振りな建物になっていたのですが、その切り詰めた部分も復元し、元の大きさに戻すそうです。
偕行社についても、建物背面にあった講堂を復元するようです。

訪問当日は詳しいことも知らなかったのですが、隣の能楽堂から写真だけ撮影しました。
青い看板の文字は、「東京国立近代美術館 工芸館移転整備工事(旧陸軍金沢偕行社)」と書いてあります。奥にも小さな青看板がありますが、そちらは「(旧陸軍第九師団司令部庁舎)」と表記がありました。

それにしても、1週間遅れで見学を見逃していたとは(申し込みは5月7日締め切りでしたけど)残念です。開館したら見に行くことにします。