村野藤吾の建築をつくる

今週はメインサイトの更新ができませんので、現在始めていることについて書きます。
以前 迎賓館の記事 を書きましたが、そこで村野藤吾の名前に改めて出会いました。
過去にポップアップカードで作った中にも村野藤吾の建築は含まれており、特に山口県にある 渡辺翁記念館 は、「これが戦前の建築か?すごいな」と印象に残っていました。


これです。

旧加能合同銀行本店 も、形が気に入ってポップアップカードに選んだものです。

そんなわけで以前から名前だけは知っており、好きな建築家でもあったわけですが、よく調べたことはなかったのです。

調べて行く中で、現在残っていない建築がかなり多い印象を受けました。
Wikipediaの村野藤吾の項には建築のリストが載っています(全建築をカバーしているのかどうかは私は分からないのですが)。
戦前の建築(1928年〜1943年)では、35の建築のうち22種類がすでに「現存せず」となっていました。
また、戦後の建築(1946年〜1988年)では、77のうち既に18の建築が失われています。
基本的に私は戦前の建築ばかり見ていたので、戦後建築の知識はほとんどないのですが、これはちょっと戦後建築にも手を広げないといけない気になってきました。

で、一つの例として2016年に解体された八幡市立図書館(1955年築)を最近調べていたのです。ポップアップカードでも作れるのですが、レンガの壁の模様など、カラーで作らないとつまらないので、ポップアップカードではなくペーパークラフトとして作ろうかと思うようになりました。
実はこの建物の解体にあたって、西日本工業大学デザイン学部の学生たちが模型を作っており、八幡図書館に寄贈されたそうです。同じようなことをするので気が引ける部分もありますが、「自分の手元に置けるという点が違うだろ」と自分に言い聞かせ、作ってみようと思っています。

ただ、正確な寸法は(現時点で私には)分からないので、縮尺を気にせず、出来上がりサイズや型紙枚数をもとに自由に作るつもりです。あまり大きくするつもりはないので、基本的には完成品がハガキ大に収まるか、もう少し大きいくらいになる見通しです。
ポップアップカードより時間がかかるので、完成がいつごろになるかまだ分かりません。ぽつぽつと進めていきますので、できあがったらお知らせします。

もう一つ村野建築で、神戸市にあった西山記念会館も気になっているので、できればそちらも…。
そしてゆくゆくは村野建築だけではなく「失われた建築」シリーズとして製作していければいいなあと思っているところです。東日本大震災で失われた建築についても、何らかの形にできればいいなと思います。(まだ思ってるだけですよ。)
というわけで近況報告でした。

世界遺産だって全然進まないのにどうするんだ、って自分でも思いますけど、個人サイトですから気分次第です。