旧大津公会堂
大津市に来たらこの建物もぜひ見ようと思っていた。
旧大津公会堂だ。
2013年にポップアップカードを作ったが、これも実際の建物を見るのは初めてだ。

建てられたのは1934年(昭和9)5月のこと。
設計は大津市土木課だが、スクラッチタイルや幾何学模様の装飾などフランク・ロイド・ライトの影響を受けていると言われる。
建物の正面。
現在は、二階には多目的室や会議室、三階にはホールがあり、市民が利用できる施設として運営されている。一階と地下一階ではレストランが営業している。

では少し中も見学させてもらおう。
玄関横には登録有形文化財のプレートと、大津市の景観重要建造物第1号のプレートが掲示されている。
景観重要建造物の指定は2010年(平成22)5月、登録有形文化財に登録されたのは2011年1月だ。

玄関の内側。左右に階段がある。

階段を上っていく。

ここは二階。奥の右手に事務室(受付)や談話室、左手には会議室がある。

三階のホール前には何人か人がいらっしゃったので撮影は控えた。
写真は、階段を下りながら二階を撮影したもの。

大津公会堂は商工会議所と市立図書館を併設した施設として建てられた。
1947年(昭和22)にはGHQの要請で内部を改装して全国で最初の公民館となった。別の場所にあった県立図書館もここに移転して二階を中央図書館とした。公民館ではイベントや市民のための教養講座などが開催された。
その後1967年に中央公民館と名称変更、1975年に中央公民館が移転した後は中央学区市民センター・大津市急病診療所として使われた。
1985年(昭和60)から大津市社会教育会館となった。
正面の装飾。

2003年(平成15)に地元から保存と活用の要望が出され、2006年から検討を行なった。
2009年(平成21)から改修工事に着手し、翌年工事が完了、4月23日にオープンした。
建物の南面は少し掘り下げてあり、地下1階部分にも窓がある。

西面はこんな姿をしている。

建物の北側には線路があるが、歩道橋の上から建物の姿を見ることができる。

以前制作したポップアップカードは折りにくいものだったので、この機会に改良をしようと思う。
【参考】
「街角ルネサンス:湖国に息づく西洋建築(近江文化叢書24)」(増田耕一編/サンブライト出版/1986)
「旧大津公会堂 利用に関するお知らせ」(大津市ウェブサイト/2025-12-08更新)






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