東大寺の特別公開・俊乗堂と大湯屋

2021-03-21

私の申し込んだ旧奈良監獄の見学は午後からだったので,午前中は東大寺を回りました。
東大寺では,7月1日から31日まで,「俊乗堂」と「大湯屋」を特別公開しています。
…という予備知識はなかったので,とりあえず東大寺ミュージアムに入ったんです。
展示物の中に東大寺の文書がありました。そこに浴場(大湯屋)のことが書いてあり,湯沸かしにかかった費用が「○月○日 △△文」と毎回記録されていたんです。(単位は確か「文」だった気がしますがうろ覚えです。違うかも。)

で、「お湯を沸かすにもお金はかかるんだねえ」と面白がって資料を見ていたら「ただいま特別公開中!」みたいなことが書いてあったんです。係の方に訪ねたところ場所も教えていただきました。
急きょ,行くことに決定。


俊乗堂(しゅんじょうどう)は、重源上人の遺徳をたたえて、公慶上人が江戸時代に建てたお堂です。中に「重源上人座像」が安置されています。普段は年に2日しか公開しないのですが、今回は特別とのこと。
写真ではよく見る座像ですが、素晴らしい像でした。

その後「大湯屋」へ。


一般初公開だそうです。こちらは内部の写真も撮れました。


建物に入るとこんな感じ。この写真で人がいるさらに奥に「鉄湯船」があります。


これが「鉄湯船」。建久八年(1197)年に作ったと銘文が刻まれているとのこと。当時は掘った穴に据え付けてあったので、この写真より低い位置にあったそうです。
お湯を張っておき,かけ湯方式で使ったとのこと。


お湯は鉄湯船で沸かしたわけでなく,釜場で沸かして鉄湯船に運んだらしいです。釜場には入れなかったので、のぞいて写真だけ撮りました。天井から煙が抜けるように作られています。


これはあとで横を通った時に撮ったもの。写真の左側、煙出しのあるところが釜場です。
このあと旧奈良監獄に向かったのでした。