旧奈良監獄見学会(1)

明治政府が建設した五大監獄(千葉、長崎,鹿児島,金沢,奈良)のうち唯一残っているのが旧奈良監獄です。平成29年2月に重要文化財に指定されました。今年の3月まで奈良少年刑務所でしたが、3月31日をもって少年刑務所を閉鎖、今後はホテルや簡易宿泊型ドミトリーなどとして活用予定だそうです。

7 月15日(土)と16日(日)に、見学会が開催されました(主催者は別々)。15日の方に参加しましたので,写真をアップロードします。


正門です。


こちらは正門を内側から見たところ。


受刑者の入る棟は第1寮から第5寮まで。監視所に立つと一度に見ることができるように放射状に並んでいます。2階建てになっていて,この写真は2階の方です。床の周囲は金網で,1階も見ることができます。


第3寮受刑者居室の扉は,旧奈良監獄創立当時のもの。一番上の網目状の視察窓は、最初からあったもの。それでは見えにくいので,上から2番目の視察窓が増設されました。
一番下の小窓は,食器口。平日朝夕の食事や、土日祝日の三食は、ここから搬入していました。


部屋の中はこんな様子です。


これはドアの錠の部分。


別の室内に入ってみました。


これは1階の廊下です。天井が明るいのは,穴が開いていて,2階が見えるからです。


2階の廊下から見下ろすと,こんな感じになっています。


少し大きめの居室は,原則として3人部屋でした。共同生活なのでトイレのにおいを抑えるよう,仕切りが設置されています。ガラスは透明ですが。(受刑者が多かった時代には、3人部屋に4〜5人収容したこともあったそうです。)


これはまた別の居室。塗装をはがすと,その下はレンガでした。(穴が開いているのは何でしょう? 強度確認・構造確認のために、くりぬいたんでしょうか?)


場所によっては,レンガがむき出しの部分も見られました。


ここは第一実習場。平成28年11月まで利用されていました。軽作業が行われた部屋です。


実習上の天井です。職業訓練である建築科の学習で、指導に活用していたものなので、部材の名称が書いてあります。


こちらは拘置監。主に裁判中の人を収容する区画です。今年の5月いっぱいまで利用されてたそうです。
(今回はここまでです。写真の説明の多くは,当日会場にあった説明の掲示をもとにしました。)