京都御所見学(2)
宜陽殿の横を回り込むと、紫宸殿の裏側になります。
その隣に「清涼殿(せいりょうでん)」があります。平安時代中期以降、天皇の日常的な住まいとして使われた御殿です。1590年に「御常御殿(おつねごてん)」に住まいを移してからは、主に儀式の場として使われたとのこと。現在の建物は1855年の造営です。
少し戻って,北へ向かいます。
こちらは「小御所(こごしょ)」
江戸時代は将軍や大名など武家との対面や儀式の場として使われました。明治維新の「小御所会議」もここで行われました。
が、昭和29年に火災で焼失してしまい,現在の建物は昭和33年の復元なんだそうです。
ここには「蹴鞠の庭」という札が立てられていました。
その隣の建物は「御学問所(おがくもんじょ)」。明治天皇が王政復古の大号令を発せられたのはここだそうです。
こちらは「御常御殿(おつねごてん)」。清涼殿の中に設けられるようになっていた常御所(つねごしょ)が、1590年に建物として独立しました。中には15の部屋があるそうです。
これは東の面。
まだ奥に建物はありますが,見学で行けるのはここまでです。
折り返して御常御殿の南を通り、出口に向かいます。
この写真は,御常御殿とつながっている「御三間(おみま)」という建物です。もともとは御常御殿の一部だったものを独立させた建物です。
御三間の中の杉戸絵をズームで撮影。
後半は暑さでボーッとしてきたので、記憶があいまいです。
写真と現地の案内表示,それから頂いたパンフレットを参考に書きました。
最後の写真は、出口のところで見えた倉らしき建物(見学コース外)です。
以上で,京都御所の見学を終わります。
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