旧奈良監獄見学会(3)

2021-03-21

(つづきです)


第二寮の北側を通ります。


第一寮の東の棟。倉庫と廊下です。


ここから医務所に入ります。被収容者の診察を行っていた区域です。
入り口奥から事務所、レントゲン室、歯科治療室、薬剤室、診察室,処置室、薬品庫が配置されていました。


少し進んで,吹き抜け天井の部分です。


室名をしっかり確認しませんでしたが、ひとつの部屋の内側です。


こちらは病棟になります。病棟の一部分は、近年は外部通勤作業従事者の居室として半開放の状態で利用されていました。カラフルな扉はこのときの改修で色彩豊かなものに変えたらしいです。


こちらは病室の内部。通常の居室より大きくつくられていました。


これは病棟部分の外側です。


この建物は、精神的に不安定になった受刑者を、一般居室棟と離れた場所で収容したところです。不安定な人が発する騒音やの大声の影響を避けるためだそうです。


内部はこんな感じでした。


これは江戸時代に使われていた牢獄です。
奈良監獄ができた当時の日本は,外国との不平等条約を改正したいと願っていました。法制度や監獄の整備も、外国と対等に交渉できる国になったことを示す材料の一つでした。
そのため、江戸時代の奉行所で使用していたものを展示し,明治の監獄が江戸時代に比べて大きく違ったものになったとアピールするため、展示物としてここに設置したそうです。


敷地北側のレンガ塀。


見学コースを一周し,本館の前に戻ってきました。


見学終了。正門から出て撮影。
今回初めて内部を見学しましたが,たいへん興味深かったです。機会を設けていただきありがとうございました。

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旧奈良監獄の近くにあり、当日見た建物も掲載しておきます。


こちらは旧奈良市水道計量器室。以前ポップアップカードとしてつくった建物です。 カードを作っておきながら,実物を見るのは初めてなのでした。奈良監獄見学のすぐ後に見たので、明治の煉瓦建築のつもりで見てしまいましたが,あとで確認したら大正時代のものでした。


そのすぐ前にあるのは北山十八間戸(きたやま じゅうはちけんこ)。鎌倉時代に,西大寺の僧の忍性(にんしょう)がハンセン病などの重病者を保護・救済した福祉施設とのことです。ただ、現在残っている建物は江戸時代の寛文年間に現在地に移り,元禄時代に修築されたものだそうです。


旧奈良監獄の中に建築模型がありましたが、般若寺の楼門です。この楼門は鎌倉時代の建立だそうです。
境内は工事中らしく、ごたごたしている感じだったので入りませんでした。