震災で失われた建物(福島県)

2021-03-21

東日本大震災から、先週でまる6年が経ちました。
今回のポップアップカードは、東日本大震災で被災し、解体されてしまった建物から選びました。
福島県の建築が2点です。

この写真は、いわき市にあった旧中野煙草元売捌所です。震災当時はナカノ洋品店の店舗でした。地震で建物に被害が生じ、解体されました。


2枚目の写真は、こちらもいわき市ですが、旧四倉銀行です。四倉銀行は昭和9年に解散したのですが、建物はその後も病院や学習塾などに使われてきました。一時期解体も考えたそうですが、所有者の方が継承して残していこうということで、登録有形文化財にもなった建物です。
しかし震災で全壊判定がなされてしまったため、解体されました。

今回は、旧中野煙草元売捌所の型紙を公開しています。
復興庁の資料によると、全国の避難者は約12万3千人だそうです(2月現在)。ほんとうに「復興した」と言える日が早く来てほしいです。

【追記】
2017.11.04 型紙公開は終了しました。