ポップアップカード(姫路市の建築)

2021-03-22

久しぶりに、日本の近代建築のポップアップカードを作りました。

今回は一点だけです。

姫路市にある旧網干銀行本店です。

1970年頃からは婦人服飾店として利用されていましたが、2015年に閉店となりました。現在Google mapを見ると「旧網干銀行 湊倶楽部」と表示されるので、活用に向けて動き出している様子です。

型紙を公開しました。窓を切るのは面倒だと思いますが、よろしかったらお試し下さい。

こちらは後ろから光を当てて撮影。

話しはかわりますが、姫路についてあれこれ見ていたら、「飾磨(しかま)県庁」の写真を見かけました。

姫路は明治4年(1871)年4月、旧姫路藩に姫路県が設置されたのだそうです。そして同年の11月には播磨国内の各県が統合されて新しく姫路県が成立したとのこと。

でもなぜか、統合から1週間で名前が「飾磨(しかま)県」と変更になったのです。

まだしっかり調べていないので、建築年がはっきり分かりませんが、明治初期に建てられた県庁舎がこの建物でした。

(出典 「姫路誌一斑」明治36年 姫路市役所発行)

ところがところが。その後飾磨県は第二次府県統合によって、兵庫県と合併し廃止となってしまったのです。それが明治9年のこと。なので県庁としてはほんの少ししか利用されなかったようなのです。

その後は県の支所(?)として使われていたようですが、明治32年に県立病院がこの建物を使うようになったそうです。そのため上の写真では「姫路病院」と書かれています。

この病院は明治41年から日本赤十字社の管理となり、日本赤十字社兵庫支部姫路病院となりました。

「姫路市史:市制施行三十年記念」(1919年)で日本赤十字社姫路病院の解説を見つけたのですが、大正3年11月6日に火災により本館及び附属家屋を焼失してしまったそうです。なので、旧飾磨県庁の建物はここで失われてしまったのでしょう。

今回はできませんでしたが、またいつか姫路の失われた建物もカードにしたいです。

【追記】
(2021.03.22) 型紙公開は終了しました。