ポップアップカードの改良

次の更新は、滋賀県の建物のポップアップカードの予定で制作をしている。
一つ新作はできたのだが、自分のサイトを見返すと以前作ったカードの方を修正したくなってしまった。新しいカードを作る手が止まってしまい、以前のカードの改良の方を進めている。

作品を改良した場合、メインサイトは古い作品を消去して新しい作品に入れ替えてしまうので、ブログの方に改良前と改良後の両方の写真を掲載して記録として残しておこうと思う。

今回掲載する3つのカードは、元はすべて2005年に作成したものだ。
さすがに20年も経てば自分も進歩したと思いたいが、成長は見られるだろうか…。

その1
最初に掲載した写真は、旧長浜駅舎のポップアップカードだ。
このカードは屋根の部分に別のパーツを使って斜めの屋根を作った。当時は限られた1枚の紙でできることを追究したいと思っていたので、余白の地面部分から屋根を切り抜いた。

最近は、パーツを切り抜いた跡が美しく感じられないので別の用紙を使っている。

斜めの屋根を畳む仕組み自体は変わっていない。
細部を見直して、窓の形や煙突の向きを修正した。今回建物の写真を見直して初めて気づいたのだが、2本の煙突は同じ角度で並んで立っているわけではない。一方は45度回転しているのだ。

その2
旧彦根高等商業学校講堂

古い写真の Exif データを見たら、撮影したカメラは RICOH Caplio GX だと表示されていた。
メーカーのサイトを見たら、2004年発売のコンデジで、513万画素だった。

玄関部分を見ると、きちんと折ったつもりなのにうまくたためていない。段差が小さいのと、上と下の2箇所だけで支えているからだ。

そこでこのように玄関部分を下部で壁面と繋ぎ、階段の左右の高さを上げてみた。階段や玄関上部の縁など折り線の間隔が狭い部分は、折り線に点線状の切り込みを入れて折りやすくしている。

あと正面上部の換気口(かな?)も切り方を変えた。

その3
滋賀県庁舎

以前のカードで気になったのは、中央部分・その左右・両端の棟が連結されずにばらばらになっているところ。これでももちろん畳めるのだが、連結した方が動きがスムーズになるので何ヶ所か連結をした。

あとは窓の縦横の比率を修正したり、細かい部分を変更した。

今回修正したのはこの3枚のカードである。
そこに新作も加えて、近日中に滋賀県のポップアップカードのページを更新する予定だ。