日光の建物めぐり(下鉢石・中鉢石・上鉢石町編)

日光には東照宮や輪王寺以外にも以前から気になっていた建物があります。
せっかく日光に行くことができたので,そちらも見て回ります。
この記事では,下鉢石・中鉢石・上鉢石町にある建物を掲載します。日光駅から1kmほど上ったあたりから、神橋までの地域です。
まずはこちらから。

【旧日光市役所】
建物はまだ写真の左側にも続いていて,入口はそちらにあります。

 
入口に回ってみました。写真には写っていませんが,玄関には「日光行政センター」と掲示されています。奥には「日光市役所」の木の表札が。そして「日光庁舎の移転について」という掲示もあります。

「新日光庁舎が完成したので,日光行政センター、日光観光課及び日光公民館は、下記へ移転しました。(図)」と書いてありました。
右側に見えている緑色の札は,登録有形文化財の表札ですよね。

この建物,もともとは「大名ホテル」として建設された建物です。着工が明治38年(1905),竣工は大正8年(1919)ですが、結局ホテルとしては営業されなかったらしいのです。
昭和18年に日光精銅所(古河電工)の所有となり,戦後は進駐軍に接収。その後古河電工から日光市に寄贈されたということでした。

その後日光市役所として使われてきましたが、平成18年の市町村合併の際に本庁を旧今市市庁舎に移したので,日光総合支所となり、最後は日光行政センターという名称だったようです。
平成18年に登録有形文化財に登録されています。近代化産業遺産でもあるとのこと。

中を見たいものですが,入れそうにありません。建物の前の坂を登って行ったら,脇に回ることができました。お寺の駐車場を通ると,裏の道路にも入って行けます。

今後ですが,日光市は建物の外観を補修して公園として整備する予定だそうです。ただ、建物の耐震基準を満たさないことと,土砂災害警戒区域に立地しているため、建物の内部の活用は「保留」としています。(下野新聞 2018年3月26日)

裏に道路がありますが、すぐ近くまで山が迫っています。

もう少し奥へ進みます。振り返って撮影。これじゃあ耐震基準は満たしませんよねえ。この窓とか,好きなんですけどね。これはちょっと建物の活用は厳しいかも…。

せっかく残すと決めたのだから,なんとか良い方向にいってほしいです。

つづいては、旧市庁舎の周りを歩いていたら見つけた建物です。
塔が見えたので,近寄ってみたら教会でした。

【カトリック日光教会】

教会のサイトを見ると,正式には「カトリック日光巡礼教会(パドヴァの聖アントニオ教会)」という名前のようです。1950年の献堂と書いてありました。奥には幼稚園の園舎もあります。
予備知識が全くなかったので,偶然見つけられてうれしかったです。

【観音寺】
旧日光市役所の裏の道路に回るのに駐車場を通らせていただいたお寺です。

正式には「鉢石山 無量寿院 観音寺」と書いてありました。戦国末期には衰退したのですが、江戸時代日光街道の終着である鉢石宿が繁栄し,宿の香華院として復興します。1627年に「鉢石山 無量寿院 観音寺」の号を賜って天台宗に改宗、輪王寺の末寺となりました。現在の本堂は、弘化4年(1847)に建てられたものです。(境内の案内表示より)
門の外はけっこうな坂道でした。

【日光物産商会】
神橋の近く,道路沿いにあるこの建物も登録有形文化財です。日光物産商会店舗。

明治後期の建築で,現在も建てられた当時の姿の外観だそうです。2006年に登録有形文化財に登録されました。
国登録有形文化財だと示す看板も道路沿いに掲げてアピールしています。

【金谷ホテル】
日光物産協会の横の坂を登ったところにあります。
こちらが本館。登録有形文化財です。文化庁のサイトによると,明治26年開業時に木造2階建てだったものを、昭和11年に地面を掘り下げて3階建てにしたとありました。そんなことができるんですね。

こちらは別館です。昭和10年の建築だそうで,設計は久米権九郎とありました。

私はこれ以上は見ていないのですが,ほかに新館や観覧亭、展望閣という建物もあってそれぞれ登録有形文化財になっています。

(つづく)

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