再び拾ヶ堰へ(2)
5月末の晴れた日。今回は拾ヶ堰の放水口から上流へと遡っている。拾ヶ堰はほとんど高低差がないところを流れているので、水の流れはゆったりしている。
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「あずみ野やまびこ自転車道」を放水口から上流に向かって、私はのんびりと自転車で走っている。
田植えを終えた水田にアオサギがいた。この日は何羽も見かけた。
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ここは、放水口から約2.4kmの地点。柏原調整堰がある。
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そこから300mほど進むと、自転車道は橋を渡って右岸から左岸に移る。
橋の上から上流側を眺める。
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次に現れたのは栗尾調整堰。堰の前後で水面の高さが違う。
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堰のすぐ前にある橋には、「しゅん工平成12年3月」と書かれた表示板が付けられていた。
境橋を渡って、自転車道は再び右岸に戻る。この橋は新しい。
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放水口から約4km地点。ここにあるのが下堀調整堰。
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近くにあるのが下堀扇町諏訪神社。拾ヶ堰をはさんで対岸には下堀公園がある。
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なお、諏訪神社から1.3kmほど南には、北浦諏訪社という神社がある。
ここは多分、他の堰と合流しているところ。上流側を向いて撮影したもの。案内図を見ると新堀堰が合流しているあたりだと思うが、きちんと確認していない。
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北浦諏訪社の前まで来た。
ここからなぜか、草が生えたままになっていた。といっても自転車で走るのに困るわけではない。ほんの短い区間だった。
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木々のあるところを通り抜けて景色が広がると、目の前に堀金小学校が見えた。このあたりで拾ヶ堰は向かって左側に大きく曲がる。(水の流れる方向でいうと、右に曲がることになる。)ここは「大曲」と言われているらしい。
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大曲のところ(少し上流側)でも、合流している堰があった。
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この水門は名前が確認できなかった。多分、名札は対岸にあるような気がする。
今日の予定コースはあと少し。
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もう一つ水門を通り過ぎた。これは下流側を向いて撮影したもの。
水路の向こうに常念岳が見える。
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見覚えのある風景の所へ到着した。ここは、万水川と立体交差しているところ。これで、昨年の来訪と合わせて拾ヶ堰の全体を通ることができた。
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近くの案内板を撮影。すぐ近くに、開削二百年の碑と、世界かんがい施設遺産登録記念碑が設置されている。碑の文章は、去年のブログに載せてあるので、そちらをどうぞ。
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車を置いてある道の駅に戻ってきた。駐車場を使ったので、何か買い物もせねばなるまい。(出発前にお茶も買ったよ。)時間もちょうどいいので、ここで昼食にすることにした。
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道の駅ほりがねの里は、安曇野市が設定しているサイクリングコースでも起点として設定されている。現在3種類のコースがあって、Aコースは拾ヶ堰沿いの「あずみ野やまびこ自転車道」をほとんど含み、さらに犀川沿いまで回るというコースである。(約30km)
Bコースは三郷地域を中心にしたコースで、貞享義民記念館や安曇野ワイナリーなどがルート上にあるらしい。(約21km)
Cコースは道の駅から拾ヶ堰を下った後、山麓側を回るルートで、有明山神社、国営アルプスあずみの公園(堀金・穂高地区)などを回れるようだ。(約32km)
ただし、あずみ野やまびこ自転車道以外のルートは、自転車専用道ではないので、交通には十分気をつけていただきたい。
でも、私は体力的に30kmは無理だな…。
昼食は日替わり定食にした。この日のメニューはこれ。私にはちょっと多過ぎるくらいのボリューム。おいしくいただきました。
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さて、昼食を食べたので、この後は車で豊科郷土博物館に向かう。最近発見された、拾ヶ堰の絵図の公開日なのだ。
(つづく)
【参考】
「安曇野サイクリングコース」(安曇野市公式サイトより)
※リンク先が移動していたため、修正した。(2022/04/16)
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