別パーツを使ったポップアップカード

このようなポップアップカードを作成した。
モデルは旧福井銀行本店だが建物の話は別の機会にする。本記事ではカードの設計について書く。

この建物は、正面に付け柱があって壁は少し後ろに下がっている。その状態をカードでも表現したいのだが、1枚の紙で設計すると、柱と窓の間がとても狭くなってしまうので開閉した時に強度が足りない気がする。
そこで、また別パーツを使ってカードを作ることにした。

本体部分は、中央をこのように付け柱だけにして、壁面は右側の別パーツを裏から接着することにした。

どうせ別パーツを使うなら、屋上部分もパラペット(手すり壁)を作成して、屋上の床面と段差をつけたい。1枚の紙で設計する時は、屋上とパラペットの段差は省略してしまうことが多い。今回はパラペットをきちんと作ろうと思った.

そこで、このような構造にした。

屋上部分を少し下げるために、Aの線で切り離してしまう。このままでは屋上が安定しないので、別パーツを、屋上・手前の壁・地面の3ヶ所で接着して支えることにした。

実際のカードの写真。
地面部分を接着したところ。

屋上部分を接着し、最後に正面のパラペットの裏側と接着して完成。

上の模式図では省略したが、実際にはパーツの左右部分でも接着して安定させている。

別パーツを使うと、玄関部分の屋根もこのように作成することができる。

付け柱と奥の壁の2箇所で支えているので開閉も問題ない。この屋根は少し気に入っている。

メインサイトは、他のカードを作ってから更新する予定。