中日ビルのモザイク壁画
以前、中日ビルの閉館(2019年3月末)のことを書いた。
その後建物は解体され、2021年2月から新・中日ビルの建設工事が始まった。

新ビルは地下5階・地上33階・塔屋1階のビルで、2023年8月に竣工式が行われた。
その後ホテルや郵便局、カルチャースクールなど部分的に営業を始め、全館が開業したのは2024年4月23日だった。
現在の中日ビル。

7階に屋上広場があり、9階から22階はオフィスビル、24階から32階はホテルとして営業している。

旧中日ビルの中には、モザイク天井画「夜空の饗宴」(作・矢橋六郎)があった。解体に当たってその作品の一部分が移設されるという話を聞いていたので、今回はそのモザイク画を確認したくて訪れたのだ。
6階の中日ホールの入り口横・エスカレーターの前にその壁画はあった。
正面から全体を撮影できなかったので、横から撮影した。

エスカレーターがあるので正面からだと壁画との距離がとれないのだ。

作品の右側に解説があるので、引用する。
「矢橋六郎・夜空の饗宴・1966
旧中日ビルの1階帳面玄関ホールを彩ったモザイク天井画。岐阜県大垣市出身の洋画家矢橋六郎氏(1905〜88)の作品で、半世紀以上にわたり来館者を見守りました。完成時の大きさは縦10メーートル、横20メートルあり、イタリア・ベニス製ガラスや磁器タイル、大理石をちりばめ、太陽の輝き、星のきらめき、天使の飛び交う様子を表現しています。建物のシンボルとして引き続き長く親しんでもらおうと、一部を新ビルに残すことにしました。」
右下部分をアップ。

壁画の左側。

モザイクの原画を2019年に撮影していたので、その画像に、現在残っている部分を黄色の枠で囲んでみた。残された面積は6分の1くらいだろうか。もとのモザイク画がいかに大きいものだったのか感じ取れる。

記録として2019年に撮影したモザイク画の写真を何枚か掲載する。




7階には屋上広場があるので行ってみた。壁面が緑化されており円形の芝生が作られている。

屋上の周囲は階段状になっており、手摺りの高さが低くてしかもガラス張りなので、周囲の景色の見晴らしがいい。

でも私は高いところが苦手だから、ガラスの近くまでは行きませんわよ。
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