中日ビルさよならイベントに行きました(2)

9階に降りてきました。中日劇場のある階です。

ここはエレベーターホールです。

エレベーターホールの隣の部屋。劇場のロビーの手前にひとつホールがありました。ドアの模様が好きです。

ロビーの様子。左側が劇場のホールで、第2扉から第8扉まで並んでいます。奥に「この先階段」と小さく表示が出ていますが、階段を降りたところに第9扉。第1扉は第9扉と向かい合う壁面にあります。

ホールの内部。皆さん椅子に腰掛けて、過去に見たステージを思い出していらっしゃるのでしょう。

左右の壁面はこんな様子です。

右手の階段を上がると2階席の入口ですが、階段から上には入れないようになっていました。

階を移動しました。ここは5階のエレベーターホールです。結婚式やパーティーなどの会場として使われた、中日パレスのある階です。

ここはロビー・ラウンジにあたります。

クラウンホール。館内案内図を見ると、この部屋が一番大きなホールになっています。ほかにも会場はあり「セントラル」「クリスタル」「エンゼル」「カトレア」「アイリス」「コスモス」と名前が書かれていました。ただ、各室の仕切りが点線で書いてあるので、状況に応じて壁を外して大きなホールとして使えたんじゃないかと思います。

廊下はこんな雰囲気。ここは立ち入り出来ない部分なので、カメラを向けただけ。

エレベーターホール。今日見学者が使ったエレベーターとは違う位置にあるものです。パーティー会場のホールのすぐ近く。館内図を見ると、正面のドアは多分「クリスタル」と名付けられたホールの入口。

これはたしかロビーのところの通路側の壁面装飾(だったと思います)。

もう一度エレベーターに乗り、4階へ移動します。

4階は中日文化センターでした。市民向けの各種文化講座が行われていました。現在の栄中日文化センターは、近くの久屋中日ビルに移転しています。

絵画教室だった部屋。館内案内図を見ると、4階に15の教室があり、5階の中日パレスのフロアにも18の部屋があったようです。

先に進むと、全国物産センターとして使われていたコ-ナーになっていました。こちらは各県の観光案内所・物産案内所が入っていたようです。石川県、徳島県、高知県、静岡県、北東北三県(青森・岩手・秋田)、富山県、長野県、山形県、和歌山県、群馬県、鳥取県、島根県、沖縄県、飛騨美濃、の名前が館内案内図に残っていました。

既に撤収されてますが、ポスターや廃棄する備品は残っていました。懐かしいポスターも。

歴史を振り返るため、過去の新聞も数個所に展示。これは1986年(昭和61年)4月23日の中日新聞。中日ビル開館20周年記念特集。

新聞記事の一部から引用。

「二十年前、このビルのオープンと同時に、名古屋都心の人の流れは完全に変わった。名古屋駅前から栄、大須という人びとの流れは、地下鉄、地下街の機能と合わせて、その地図を書き換えた。久屋大通りという巨大な空間を隔てた名古屋都心の東西を固いきずなで結んだのである。
 このビルは、日本のトップ企業をそろえるビジネス街として機能してきただけでなく、一日に四万五千人が出入りする市民のコミュニティータウンだからである。(中略)…市民たちの触れ合いのまち、つねに新鮮な出会いの広場なのであった。」

こちらは2016年(平成28年)4月26日。中日ビル50周年のときの新聞。

こちらからも引用します。

「第二次大戦で多くの空襲を受けた名古屋市は、その約4分の1を焼失。更地同然となり都市機能は奪われてしまった。1945(昭和20)年12月、政府は『戦災地復興計画基本方針』を閣議決定。これを受けて、名古屋市も復興都市計画土地区画整理区域、幹線街路計画を定め、1946(昭和21)年9月には『名古屋の復興都市計画概要』を発表、その序文には『文化創造に適応せる都市』などを主な目標にすると記された。この名古屋復興都市計画に基づいて、中日ビルの建設計画も進んでいった。
誕生までの道のりは、決して平坦な物ではなかったが、1963(昭和38)年11月の着工以来、2年5か月を費やして、1966(昭和41)年4月26日に中日ビルは完工。全国屈指の規模と凛とした佇まいをあわせ持つビル誕生の日は、新たな都市文化の始まりを予感させる、華々しさに満ちていた。…」

私自身は中日ビルに思い出があって訪れたわけではありません。解体されるというニュースを知り、最後にお別れイベントを行いということを知ったので、せっかくだから見学させてもらおうと思ったのです。私がビルについて何も知らないまま建物が消えて行くのではなく、一瞬だけでも自分と接点をつくることができたのは良かったです。

戦後に建てられた建物もどんどんと解体されています。いろんな状況によって解体されることは仕方ないことなんでしょうが、せめて最後まできちんと見送ってあげないと…と感じたイベントでした。

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