カーボベルデの首都プライアの建物

セネガルの首都ダカールから大西洋を西に約600km、そこにある島々がカーボベルデだ。
この島々は15世紀頃にポルトガルが植民を開始した島々で、ポルトガルの植民地だった。1975年にカーボベルデとして独立した。
北側にある島々はバルラヴェント諸島、南側にある島々はソタヴェント諸島と名づけられている。
首都のプライアは、ソタヴェント諸島のサンティアゴ島にある。

プライアは、1615年にポルトガル人が築いたプライア・デ・サンタマリアという町が始まりである。当時は15kmほど離れたリベイラ・グランデ (現在の名はシダーデ・ヴェーリャ)が一番栄えていた町だったが、海賊の被害などのため次第に荒廃し、1770年にはプライアがポルトガル領カーボベルデの中心地となった。
(なお、シダーデ・ヴェーリャは2009年に世界遺産に登録された。)

プライアにはポルトガル領だった時期に建てられた建物が現在も残っているので、それらをモデルにしたポップアップカードを作成した。

今回制作したカードは2点。
一つ目は、プライア港の入り口の岬にあるドナ・マリア・ピア灯台。
1881年の建造ということなのでもう140年以上経っているが、現役の灯台だそうだ。

二つ目のカードは、大統領官邸。
もともとは植民地時代にポルトガル総督邸として建てられた建物だ。

1975年にカーボベルデが独立してからは、大統領官邸として使われている。

中央のバルコニーが壁から突き出ているようにしたかったので、別パーツを接着してカードを作成した。

表から目立たないように、支えの部分はカバーと同じ茶色にしてある。

今回はドナ・マリア・ピア灯台の型紙がダウンロードできるので、よろしかったらご覧下さい。