龍岡城の堀
5月の連休に、龍岡城にやって来た。
田口小学校が2023年3月に閉校した後、佐久市は龍岡城の整備を行なう計画である。何か変化があるのかと様子を見に来たのだ。
五稜郭公園の駐車場に車を停め、歩いていく。
今回は写真に番号を付けて、下の地図に場所を記入した。
黒門石橋。藤の花が満開だった。今年の桜は見逃した。
堀の北側の角。
大手橋の上から堀を見る。
堀の東側の角に工事をしている箇所があった。休日なので作業は行なわれていないが。
あそこで水を止めているようだ。
土嚢を積んで、その上に土を置いて斜面を作ってあるようだ。
石垣のところにパイプが見える。おそらくポンプで東側の堀の水を北側の堀に移したのだろう。
まだこちら側に少し水が残っている。
今後、この斜面から作業用の車両なども出入りするのだろうと思う。
少し進むと、もう完全に水は消えていた。
これは東側の常用門から堀を見たところ。
石垣が崩れているような個所もあるので、今後修理するのだろう。
東南の角。土砂や落ち葉、ゴミなどがたまっている。鉄の階段があるが、あれはいつごろ設置したものなのだろう。
南側の堀の終端地点。ここも水はない。
佐久市が作成した「史跡龍岡城跡整備計画」(2021年3月)によると、2021年~2030年を龍岡城の第Ⅰ期整備期間と位置づけている。
この期間に石垣や土塁・堀の調査、堀の浚渫などを行なう計画のようだ。
写真⑥の場所の水が消えたら多分、必要な調査をした後にたまった土砂を運び出すのではないかな。
こちらは、閉校した田口小学校の校舎。
今のところ作業は始まっていないが、計画では今年度校舎及び体育館を解体する予定である。
今更「解体するな」と主張するつもりはないが、140年以上学校が存在した歴史は残して欲しいものだ。佐久市は「史跡内に学校の歴史を明示する」そうなので、どういう形になるか見守りたい。
なお、プールは解体して駐車場にする予定である。
樹木は、倒木の危険のあるものや土塁の維持に影響するものは撤去するが、桜は基本的に残して整備し、新たに外周部へ植樹することも考えていくという
それから、第Ⅰ期整備期間に大手門を復元する予定である。
明治時代、城外に移築された正殿・小書院・薬医門・常用門については、現在ある場所で文化財の指定・登録を目指す方向だそうだ。
なんだかまとまらない文になってしまったが、今後も時々様子を見に行こうと思う。
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