ポップアップカード(富山県の近代建築)

2020-07-06

ご無沙汰しておりました。久しぶりの更新です。
ポップアップカードの新作を公開しました。

今回は富山県の近代建築です。

1枚目の写真は、射水市にある旧小杉町役場です。昭和9年に建てられました。現在は旧小杉町は射水市となっており、建物は竹内源造記念館として活用されています。
戦後、増築されていたのですが、2012年から竣工当時の姿に戻す工事が行われ、2014年にリニューアルオープンしたところです。

2枚目は、富山県庁本館です。
富山県庁のポップアップカードは、もとは10年以上前の2006年に作成したものですが、カードと実際の建物で異なる部分もあったため、今回作り直したものです。

富山市は昭和20年の8月1日から2日に受けた富山大空襲で大きな被害を受けました。死者数を正確に把握するのは困難で、2632人(富山市の報告)、2511人(一周忌追悼法要資料)、2275人(富山市史)人と、資料によってばらつきがあります。

建物被害も大きく、市街地の個人住宅はほとんどが焼失。焼け跡の中で残っていた建物は、富山大和、電話局、電気ビル、富山県庁、富山放送局、日本興業銀行富山支店、神通中学校くらいだったそうです。(富山県史による)

そういった状況を経て、残った建物の一つなのです。

型紙ですが、旧小杉町役場の型紙を公開しました。よろしかったらお使いください。

【追記】
(2020.07.06) 型紙公開は終了しました。