スイスの建築のポップアップカード

2022-10-17

ポップアップカードを作成したので紹介します。
今回はスイスのバーゼルにある建物をモデルにしました。バーゼルはスイスの北西部、ドイツとフランスとスイスの国境が接するところにあります。

一つ目
バーゼル大聖堂

バーゼルの大聖堂は12世紀に建てられ始めました。(建設の取りかかりはもっと早いのかも。)13世紀には完成したのですが、14世紀半ば(1356年)にバーゼル付近で地震が発生します。(バーゼル地震)

地震の規模はM6.5~M7.0と推定されているそうですが、震源に近いバーゼルでは大きな被害が出て、死者300人と推定されています。中央ヨーロッパで過去に発生した自身の中では最大級といわれている地震です。

その地震のため、大聖堂も大きな被害を受けました。地震後に再建されたのが現在の聖堂だそうです。二つの塔がありますが、北塔(画像で左側)が1421年、南塔が1500年に完成しました。

さて、中世のバーゼルには都市を守る城壁が作られていました。
市への入口には門が作られていたのですが、その門をふたつ、カードにしました。

ポップアップカード二つ目
聖ヨハネス門

ポップアップカード三つ目
聖アルバン門

バーゼル市は19世紀(1859年)に城壁の撤去を決めています。その時に取り壊されず、三つの門が保存されました。それが上の二つの門と、あとひとつはシュパーレン門です。

今回は、聖アルバン門の型紙を公開しています。時計の部分が切りにくいと思いますが、よろしかったらお使いください。

【追記】(2022.06.30)
聖アルバン門の型紙は公開終了しました。
その代わりに、バーゼル大聖堂の型紙を公開しました。