ポップアップカード(ウクライナの教会03)
ウクライナの北部の都市、チェルニーヒウ。3月末、ロシア軍はチェルニーヒウから撤退したようだが、砲撃を受けて破壊されたチェルニーヒウの映像をいくつかのニュース(4月中旬以降の記事)で見た。ある動画に聖カテリーナ教会らしき建物が映った。一見大きな被害は受けていないようだったが、部分的に壁に損傷を受けているのが見えた。
ロシアは最初の2,3日は軍の施設を攻撃しようとしていたが、その後は市役所やホテル、病院や映画館、住宅などにも砲撃を加えたという。スタジアムは4月上旬に廃虚となった。
市長によるとチェルニーヒウで700人が亡くなったというのだが、実際にはもっと多い可能性がある。(The New Yorker の記事より)
今回も前回に引き続きチェルニーヒウの教会のひとつ、「ボリス・フリブ大聖堂」のポップアップカードを作ったが、実際の建物がどのくらい被害を受けているのか、私には分からない。被害が少ないといいのだけれど。
ボリス・フリブ大聖堂の周辺は、国立建築歴史保護区に指定されている。正確な保護区の範囲は調べていないが、前回までに作成した救世主顕栄大聖堂やプヤトニツァ教会もこの地区にある。
聖カテリーナ教会やイェレツ修道院も近い。
教会の他に、コレギウム(大学として建てられ後に神学校になったらしい)、大司教邸、リゾバブ邸、美術館や博物館も並んでいる。
ただし、第2次世界大戦の戦場になったところなので、多くの建物は戦後に修復や再建がされているようだ。
チェルニーヒウからはロシア軍は撤退したようだが、まだウクライナの東部や南部でロシアの侵攻が続いている。一刻も早く武力行使を止めることを願っている。
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メインサイトでボリス・フリブ大聖堂の型紙を公開しました。ちょっと折りにくいかもしれませんが、よろしかったらお使いください。
参考:
・The NEW YORKER 「The Siege of Chernihiv」(2022. 04.15)
・The Washington Post 「Amid the ruins of Bucha and Chernihiv, an Easter celebration」(2022.04.22)
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