ギリシャの世界遺産のポップアップカード

2022-10-17

新年最初の更新です。本年もよろしくお願い申し上げます。

ギリシャの世界遺産のポップアップカードを作りました。今回は「テッサロニキの初期キリスト教とビザンティン様式の建造物群」から選んでいます。

一点目、アギオス・ディミトリオス聖堂。

テッサロニキは古代マケドニアの最重要都市のひとつで、古代ローマの建造物やビザンチン時代のキリスト教聖堂、トルコ支配下でのモスクなど多くの建物や遺跡が残されています。そんな中から今回は3点作りました。

最初に写真を載せたアギオス・ディミトリオス聖堂は、建物自体は新しめに見えます。
テッサロニキでは1917年に大きな火災に見舞われており、その時に聖堂が焼失してしまいました。当時あったのは7世紀に建てられた聖堂だったのですが、なるべくその建材を使いながら再建したのが現在の聖堂です。再建は1926年~48年と、20年以上かかったそうです(49年を完成としている文も見ましたが)。
なお、7世紀の聖堂もそれまであった聖堂が火災で焼けた後の再建なので、教会の創建は5世紀に遡るようです。

二点目。
アギア・ソフィア聖堂。

8世紀に建てられた教会です。この聖堂が作られた時代は、聖像崇拝を禁じた時代だったので、宗教画のようなモザイクなどは、当初は作られなかったようです。その後、9世紀や11世紀にキリストの昇天や聖母像などのモザイクが制作されました。
オスマン帝国の時代にはモスクとして使われていたので、それらのモザイクは漆喰で塗りつぶされました。(現在は漆喰は撤去されています。)

カード制作上の話ですが、このカードは向かって左に塔があります。一番後ろまで支えを延ばしたくなかったので、地面から別パーツを切り抜いて屋根部分と接着し、塔を支えています。

三点目。
アヒロピイトス聖堂。

5世紀に建てられた、市内で最も古い教会と見られている聖堂です。
この聖堂も、オスマン帝国時代はモスクとして使われています。

現在は道路が高い位置を通っており(左の階段の最上段あたりが道路になっています)、建物の下部がよく見えなくて、いろいろ写真を探してしまいました。

個人的には3つの中でこれが一番気に入ったので、今回はこの型紙を公開することにしました。
いつも通り、パスワードを自動返信で送信していますので、よろしかったらご利用下さい。

なお、今回「プライバシー・ポリシー」のページを設けました。
パスワード送信でフォーム入力を求めていますので、あった方がよいだろうと思ったのです。
Google アナリティクスも使っているので、それについても表記してあります。
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