平ダムの水位

犀川にある平ダムの発電所の改修工事が終わった。
以前「ダムに水がない」という記事で書いた、国道19線沿いにあるダムだ。

19号線を走っていたら、ダムの水位が上昇していたので写真を撮影した。
撮影したのが夕方だったので、色合いが淋しい印象になってしまったのはお許しいただきたい。

上の写真の赤い橋の上から撮影。
水門が下ろされ、中央からだけ水を出している。

ダム湖の方を確認したところ、もうすっかり水がたまっていた。
9月30日から貯水を始めたらしい。
発電所の運転再開は11月1日の予定だそうだ。

すっかり岩が隠れてしまった。

上流の御曹子橋に移動した。
ここまで水面が近い。

橋の上からダム湖を見る。
このあたりは「亀岩」があるはずの場所ではないだろうか。もう分からないな。
それにしても夕暮れ時の湖面というのはあまり気持ちの良いものではないな。

もう少し上流側も見てみよう。
ここは山清路大橋だ。
「島台の松」と呼ばれる岩も水に隠れた。

松の葉が完全に枯れてしまっているように見えるが、大丈夫なのか?
以前はもっと緑色をしていたはずだ。

最後の写真は、山清路大橋から見た山清路橋だ。

「ダムに水が戻った」と考えるか「景色が水に沈んでしまった」と考えるか。
平ダムが竣工したのは1957年。
60年以上水がある風景を見ているのでもう当たり前に思ってしまうが、歴史的に見ればわずか数十年だ。

なお、水がない時の写真は以下の関連記事をご覧いただきたい。

【関連記事】
ダムに水がない?」(2023-04-22)
水が少ない山清路(1)」(2023-04-23)
水が少ない山清路(2)」(2023-04-25)
御曹子橋の名前の由来 (1)」(2023-12-30)
御曹子橋の名前の由来 (2)」(2023-12-31)

土木建造物

Posted by Sakyo K.