Safari 16.0における Google Map の不具合

2023-01-16

末尾に応急処置の追記があります。(2022.09.21)

Mac の Safari 16 で Google map を閲覧すると奇妙な状態になる。
最初は地図が表示されるのだが、移動や拡大・縮小をすると、画像のように真っ暗になってしまったのだ。中央部分にノイズが入っている。

操作するとノイズはちらちらと動くが、もう地図は全く表示されない。

異常に気付いたのは、9月の15日。
その直前、9月13日にMac OS Monterey 12.6 のアップデートを行なった。同時に Safari16.0 へのアップデートを行なったのだが、それから表示がおかしくなってしまったようだ。

最初はサーバーに不具合が出たのかと思ったが、ブラウザを Chrome に変えたところ異常がなかったので、Safariに原因があるのだろうと分かった。

ただ、自分のパソコンに不具合がある可能性もあるので、ツイッターに画像を付けてつぶやいてみた。

そうしたら、同じ症状が出ている方がいらして、その方が Google Map Help に書き込んだ記事を紹介していただいた。

それによると、Mac Mini では症状が出ているが、MacBook Pro では出ていないそうだ。その2機種はグラフィックカードが異なるそうなので、その方はそれが関係していると推測しているようだ。

ツイッターを検索したら、他にも同じ症状が出ている方がいて、やはり Mac OS Monterey 12.6 のアップデートをしてから不具合が出ているという。
どのMacでも症状が出るわけではなく、2014~15年といった古いMacで出ているようだ。(うちのもmid2015だ。)

自分のパソコンの異常ではないと分かったので、自力でできることも特にないのだろう。

Google Map の右下に「フィードバックの送信」があるのでクリックすると、Google にログインしてメッセージを送ることができる。
送信時にキャプチャを取らないでしまったので、下の画像では空白のままだが、スクリーンショットを添えて、Safariをアップデートしてから異常が出ていることを伝えた。

海外の掲示板を見たら、他にもApple と Google にフィードバックを送信した方がいたので、おそらくそのうちに修正がされることになるだろう。

9月17日の朝7:00現在、まだ表示はおかしなままだ。
Chrome で地図を見ればなんとかなるので、修正を期待して待つことにする。

【追記】(2022.09.21)
応急処置
ツイッターで対応を教えていただいた。

Safari のメニューの「開発」から「実験的な機能」を選び、「WebGL via Metal」のチェックを外すという方法である。これで取りあえず地図は閲覧できるようになる。

ただ、操作したところ地図の書き換えがスムーズにいかないことがあるようだ。
また、サイトによっては WebGL via Metal を外したことによって逆に正常に動かなくなる場合もあったので、自分の見るサイトによって判断するしかないと思う。(ある将棋ゲームは動かなくなった。)

修正版が出ることを願っている。

【追記02】(2022.09.22)
WebGL via Metal のチェックを外してしばらくは Google Map の表示が不安定で時々エラー表示も出たのだが、Safariを再起動したせいもあるのか、その後は安定してきたように感じる。現在は WebGL via Metal のチェックは外して使っている。

【追記03】(2022.10.26)
10月25日に macOS Monterey 12.6.1 のアップデータが公開され、safari のバージョンが16.1になった。インストール後、WebGL via Metal のチェックは入っている状態だが、Google Map は正常に表示されている。

【追記04】(2023.01.15)
もうすっかり忘れた頃に,同じ症状が出た。
Safari のバージョンは16.2になっている。
再びWebGL via Metal を外して対応した。

Mac

Posted by Sakyo K.