Safari 16.0における Google Map の不具合
末尾に応急処置の追記があります。(2022.09.21)
Mac の Safari 16 で Google map を閲覧すると奇妙な状態になる。
最初は地図が表示されるのだが、移動や拡大・縮小をすると、画像のように真っ暗になってしまったのだ。中央部分にノイズが入っている。
操作するとノイズはちらちらと動くが、もう地図は全く表示されない。
異常に気付いたのは、9月の15日。
その直前、9月13日にMac OS Monterey 12.6 のアップデートを行なった。同時に Safari16.0 へのアップデートを行なったのだが、それから表示がおかしくなってしまったようだ。
最初はサーバーに不具合が出たのかと思ったが、ブラウザを Chrome に変えたところ異常がなかったので、Safariに原因があるのだろうと分かった。
ただ、自分のパソコンに不具合がある可能性もあるので、ツイッターに画像を付けてつぶやいてみた。
そうしたら、同じ症状が出ている方がいらして、その方が Google Map Help に書き込んだ記事を紹介していただいた。
それによると、Mac Mini では症状が出ているが、MacBook Pro では出ていないそうだ。その2機種はグラフィックカードが異なるそうなので、その方はそれが関係していると推測しているようだ。
ツイッターを検索したら、他にも同じ症状が出ている方がいて、やはり Mac OS Monterey 12.6 のアップデートをしてから不具合が出ているという。
どのMacでも症状が出るわけではなく、2014~15年といった古いMacで出ているようだ。(うちのもmid2015だ。)
自分のパソコンの異常ではないと分かったので、自力でできることも特にないのだろう。
Google Map の右下に「フィードバックの送信」があるのでクリックすると、Google にログインしてメッセージを送ることができる。
送信時にキャプチャを取らないでしまったので、下の画像では空白のままだが、スクリーンショットを添えて、Safariをアップデートしてから異常が出ていることを伝えた。
海外の掲示板を見たら、他にもApple と Google にフィードバックを送信した方がいたので、おそらくそのうちに修正がされることになるだろう。
9月17日の朝7:00現在、まだ表示はおかしなままだ。
Chrome で地図を見ればなんとかなるので、修正を期待して待つことにする。
【追記】(2022.09.21)
応急処置
ツイッターで対応を教えていただいた。
Safari のメニューの「開発」から「実験的な機能」を選び、「WebGL via Metal」のチェックを外すという方法である。これで取りあえず地図は閲覧できるようになる。
ただ、操作したところ地図の書き換えがスムーズにいかないことがあるようだ。
また、サイトによっては WebGL via Metal を外したことによって逆に正常に動かなくなる場合もあったので、自分の見るサイトによって判断するしかないと思う。(ある将棋ゲームは動かなくなった。)
修正版が出ることを願っている。
【追記02】(2022.09.22)
WebGL via Metal のチェックを外してしばらくは Google Map の表示が不安定で時々エラー表示も出たのだが、Safariを再起動したせいもあるのか、その後は安定してきたように感じる。現在は WebGL via Metal のチェックは外して使っている。
【追記03】(2022.10.26)
10月25日に macOS Monterey 12.6.1 のアップデータが公開され、safari のバージョンが16.1になった。インストール後、WebGL via Metal のチェックは入っている状態だが、Google Map は正常に表示されている。
【追記04】(2023.01.15)
もうすっかり忘れた頃に,同じ症状が出た。
Safari のバージョンは16.2になっている。
再びWebGL via Metal を外して対応した。
ディスカッション
コメント一覧
有益な情報をありがとうございます。
Safari Technology Preview Release156
を使ってみたところ、「WebGL via Metal」をオンにしてもGoogleマップは正常に表示できました。
次の正式バージョンでもこの点は同様に改善されるのではないかと期待しています。
ちなみにダウンロード先はこちらです。
https://developer.apple.com/safari/resources/
すでにご存知でしたらすみません。スルーしてください。
お知らせいただきありがとうございます。
数日コメントに気付かずにいて申し訳ありません。
10/25に、Monterey 12.6.1 のアップデータが公開されインストールしたのですが、safari が更新されたようです(バージョン16.1)。さきほど確認したところ、「WebGL via Metal」に自動的にチェックが付いていました。その状態で、Google Map の閲覧も正常にできています。
macOS Ventura は、私のところでは導入できる環境にありませんので確認できませんが、おそらく同様なのだろうと推測します。