ポップアップカード(コロニア・デル・サクラメント)
久し振りにメインサイトを更新した。なんと2カ月ぶりであります。
今回のモデルは、ウルグアイの世界遺産「コロニア・デル・サクラメントの歴史的町並み」から。
1点目は、聖サクラメント聖堂。
コロニア・デル・サクラメントは、1680年にポルトガルが建造した都市である。この教会は都市の建造と同じ年に発足したという。
ただし、建物はその後何回か建て替えられており、現在の建物は1810年に完成したものだそうだ。その建物も1823年の落雷で被害を受け(どうも保管してあった火薬が爆発したらしい)1835年から41年にかけて補修・再建されたのだという。
この都市はスペインとの領土争いとなった場所であり、条約によってポルトガル領になったりスペイン領になったりしたため、両方の建築様式が混在している。
例えば屋根の形。三角屋根はポルトガル、平たい屋根はスペインの建築様式なのだそうだ。
街にある石畳の道路の作り方も異なる。坂道では雨水の流れ方を考えて傾斜をつけているが、雨水が道の中央を流れ落ちるように凹ませたのがポルトガル、水が外側に流れるように中央を盛り上げたのがスペインの様式だという。
コロニア・デル・サクラメントの街並みは、1995年に世界遺産に登録された。
2枚目の写真は、コロニア・デル・サクラメント灯台。
この灯台は1845年に建設が始まり、戦争による中断があったものの1857年に完成した。なお、ウルグアイの独立は1828年なので、灯台の建設は独立後のことになる。
この灯台のある場所は、もとは1690年に建てられたフランシスコ修道院のあった場所で、1704年に修道院が火災で焼失したあとは、基礎や壁が廃虚として残っていた。
その上にこの灯台が建てられ、現在も使われている。
分かりやすいようにカラーバージョンも作ってみた。
今回の型紙公開は、聖サクラメント聖堂です。
よろしかったらお使いください。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません