ポップアップカード(ウクライナの教会02)

2022-10-17

前回のプヤトニツァ教会に引き続き、ウクライナの教会のポップアップカードを作成した。
同じくチェルニーヒウにある救世主顕栄大聖堂がモデルである。

現在チェルニーヒウがどのような状況なのか分からないが、ニュース検索をすると、17日付のロイターの報道で、”16日の水曜日だけでロシア軍が民間人を50人以上殺害した”という報道を見つけた。EL PASO INC の23日の報道では、チェルニーヒウからの避難路となっていた橋を、ロシア軍が破壊したらしい。

ロシア軍は砲撃で建物も破壊しているようなので、教会などの建築も現在どうなっているのか分からない。
プアトニツァ教会と救世主顕栄大聖堂は600mくらいしか離れていない。他にもいくつか教会や歴史的建造物が並んでいて、歴史保護区に指定されている地域である。

今回のカードのモデル、救世主顕栄教会の話。
この聖堂は、(いくつか説はあるようだが)1036年には完成していたらしい。
13世紀のモンゴル軍の進攻で大きな被害を受け、17世紀になって大規模な復元がなされたという。
しかし18世紀半ばに火災に遭いその後再建されているので、以前の聖堂がどれくらい残っているのかはよく分からない。
19世紀末に玄関ホールなどの増築がなされて、現在の形になったようである。

ソビエト連邦の時代だった1937年には教会としての使用が止められて、博物館に指定された。1942~61年までは再び教会として使われたが、その後再び博物館となり、教会として再開したのは1980年代の終わり頃だという。

上にも書いたが、現在は国立建築歴史保護区「古のチェルニーヒウ」の一部となっている。(保護区名の和訳は私が勝手に訳したもの。自動翻訳すると「古代チェルニーヒウ」となったので、時代を考えて「古(いにしえ)の」とした。)

ポップアップカードを折ってみたら、前回のプヤトニツァ教会よりもこちらの方がより難しくなってしまったので、型紙公開をどうしようか思案中。
遅くとも3月中にはメインサイトを更新する予定である。

【参考】(ウクライナ語のサイト)※自動翻訳での確認です。
Україна Інкогніта「知られていないウクライナ」